天草ジオパーク認定返上が話題

天草市天草町 「ぞうさんの岩」と言われる妙見浦

天草ジオパーク推進協議会(天草市、上天草市、苓北町の2市1町で構成)は2019年11月11日、日本ジオパークネットワークから退会し、認定を返上すると決定した。
返上理由は、「費用負担が大きい一方、交流人口の拡大につながらなかったため」と説明。

天草ジオパーク構想案内板

Yahooのトップページに掲載された事で、ネット上では色々な意見が出ていました。

 熊本県天草市と上天草市、苓北町の2市1町で構成する「天草ジオパーク」は来年3月末、日本ジオパークネットワークから退会し、認定を返上する。11日、天草市で開いた2市1町の関係者らでつくる天草ジオパーク推進協議会で決定した。日本ジオパークは全国に44地域あるが、認定の返上は初めての事例となる。

情報源: 「天草ジオパーク」認定返上へ 交流人口増につながらず(熊本日日新聞) – Yahoo!ニュース


多分、地元自治体的には認定の目的は交流というより、さらにその結果の経済振興だろ?
地域でも団体や個人によって交流とか教育とか環境保全とかあるとしても、自治体レベルでは結局は「経済」だと思う。

これはネットワーク側が地域の宣伝に十分寄与できなかった、という見方もできる。
ブラタモリの影響もあり地形を見る楽しみが広がっているのだから頑張らないとね。
個人的にリアス式海岸マニアなのだが、天草周辺はホントに素晴らしいと思う。

自然の景観ももちろんだけど、崎津天主堂とか、牛深ハイヤとか、見たいのは色々あるんだけど、いかんせん車がないとアクセスが難しいのがねぇ…。

旅行業者ですが、ジオパークのテーマでは全く集客出来ず、
ツアーとして成り立たないんです。
特に都会から遠いほど顕著。天草は最たる事例です。
協議会に加盟するとなにかと費用が掛かり、人件費も考えると
無駄が多いので今回の判断に至ったのだと思います。

ジオパークって括りだけでは観光客には響かないし、それで何がすごいの?となる。下手すると地元の方でさえあまり知らないなんてこともあります。
景観が良く自然を感じられる場所は大事にしていくべきだと思うけど、無理やりジオパーク という枠組みで観光につなげようとしても、つながらない部分が多いんだと思います。

天草の良さは時の流れと自然をゆっくり感じること。

他の観光地と違うのはそこ。
交通の便が悪いのはもう承知のことでしょ。
そこまでしてでもまた行きたいと思う人は何回も足を運ぶ。
そういう人達を大切にしたい。

天草は美しいところなので、別のアプローチで頑張ってほしい……

天草は本当に良い所だから、お金はかかるけど、道路整備に力を入れて欲しい。昔に比べれば、大分改善されてますが、まだまだ陸からのアクセスが不便です。観光地としては物足りなさはありますが、のんびり過ごすのには最高です!食べ物も美味しい!

ジオパーク、自然保護か経済振興か、何を目的にするかはっきりしないとうまくいかないでしょうね。 ……

ジオパークって言われても何それ?って感じですね ……

報道によると、ジオパークの年間負担金は2市1町で1,000万 (市職員の話) とも

下記西日本新聞の記事によると、中村市長は「10年間で計1億1千万円を投じたが、交流人口の増加などのメリットがなかった」と説明したそうです。


※コメントは全文では無く一部抜粋しています。

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関連リンク
・海に浮かぶ博物館 天草ジオパーク
  http://amakusa-geo.amakusa-web.jp/MyHp/Pub/