新聞記事などによると、10月27日天草市河浦町崎津教会周辺で「キリシタン伝来450年祭」がおこなわれ、16年ぶりに「聖体行列」が行われたそうです。
※「さきつきょうかい」の正式な漢字は「﨑津教会」ですが、「﨑」は機種依存文字(機種により文字化け)のため当サイトでは「崎」の字を使う場合が有ります。ただし当サイトのページはUTF-8を採用しているので文字化けはしないと思います。
崎津集落は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録されています。
「天草(あまくさ)の﨑津集落(さきつしゅうらく)」は、潜伏キリシタンが何を拝むことによって信仰を実践したのかを示す4つの集落のうちの一つである。 禁教期の﨑津集落の潜伏キリシタンは、大黒天だいこくてんや恵比須神えびすしんをキリスト教の唯一神であるデウスに、アワビの貝殻の内側の模様を聖母マリアにそれぞれ見立てるなど、漁村特有の生活や生業に根差した身近なものをキリシタンの信心具しんじんぐとして代用するということによって信仰を実践した。
崎津(﨑津)の漁村景観
羊角湾の北側に位置する崎津は、歴史的に流通・往来の拠点として現在は主に漁港として機能しています。平地の少ない密集集落内には、家と家の重なり合った軒下を通る「トウヤ」と呼ばれる小路が海に向かって伸び、その先には今富のシュロや竹を材料に海に張り出して設置される漁師の作業施設である「カケ」など、独特の漁村景観が広がっています。
※﨑津の「﨑」は機種依存文字のため一部「崎津」と書いています。