天草版『平家物語』『伊曽保物語』が公開されています

 先日「天草コレジオ(コレジヨ)の所在地」に関する興味深い記事が掲載されていましたが、そこで思い出したのが天草コレジオ(コレジヨ)の活版印刷機で印刷されたと言われる天草版『平家物語』と『伊曽保物語』の画像が 国立国語研究所のホームページ で全頁公開されています。
公開されたのは 大英図書館が所蔵する世界に1冊しかないといわれる「天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』」の3作品を収めた合本の画像です。


国立国語研究所のホームページ-天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像
https://dglb01.ninjal.ac.jp/BL_amakusa/

[adchord]


大英図書館が所蔵する天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』(Shelfmark: Or.59.aa.1)は、16世紀の日本を訪れたキリスト教宣教師の日本語学習向けに編集された読本(リーダー)です。また、1592~1593年に印刷された活字印刷によるキリシタン版の一つです。縦17.0cm、横11.0cmの小冊子1冊ですが、大英図書館本のほかに所蔵は知られておらず、まさに天下の孤本として貴重なものです。

情報源: 大英図書館所蔵天草版『平家物語』『伊曽保物語』『金句集』画像


天草コレジオ跡地論争について・研究史天草でのコレジオの位置については、本渡、河浦など諸説あり、論争が続いている[13]。天草伊豆守種元の本戸(本渡)城下やその周辺にあったとするこれまでの説に対し、1958年に今村義孝氏が新聞に、また鶴田倉造氏が熊本史学に「天草学林河内浦説の提唱」を発表した。それによるとルイス・フロイスの『日本史』など外国文献から当時、宣教師たちが指す天草は本渡ではなく、河内浦(河浦)であって「天草コレジオ」は河内浦に天草久種(ドン・ジョアン)が誘致したとする説だ。

情報源: コレジオ – Wikipedia


※天草地域での観光施設等の表記は天草コレジヨとなっています。

天草どっとこむの最新情報はLINEで!

友だち追加