熊本の妖怪アマビエ|疫病の守り神?が話題

 世界規模で感染を続ける新型コロナウイルスですが、江戸時代の熊本(肥後の国)には疫病の守り神?なる妖怪「アマビエ」が出現したそうです。※04/30 update

アマビエが熊本県沿岸地のどこに出現したかは不明

画像出典:wikipedia内(京都大学附属図書館所蔵)


 江戸時代に肥後国(熊本県)に現れたと伝えられている。弘化3年(1846年)の4月の中旬頃。毎晩のように海中に光る物体が出現していたため、ある夜に町の役人が海へ赴いたところ、このアマビエが現れていた。その姿は人魚に似ているが、口はくちばし状で、首から下は鱗に覆われ、三本足であった。役人に対して自らを「海中に住むアマビエである」と名乗り、「この先6年間[注 1]は豊作が続くが、もし疫病が流行することがあれば、私の姿を描いた絵を人々に早々に見せよ」と予言めいたことを告げ、海の中へと帰って行った。

情報源: アマビエ – Wikipedia


※5/13追記
 天草市有明町の大島子諏訪神社(google map)にアマビエの形の石神さまが5月11日鎮座したそうです。

 今から100年ほど昔、赤痢などの疫病が流行した際、島子地区の石神地区に祭られていた石神さまに祈ることよって終息したと言われています。これまで同神社には疫病を払う神様がいなかったこともあり、祭られることになったそうです。 同神社へ参拝に来る際には、アマビエの姿の石神さまにお参りしてみてください。

情報源: 大島子諏訪神社に”アマビエ”の石神さま / 天草市


wikipediaの説明を読み進めると

アマビエに似た妖怪が天草に

なんと天草にも似た妖怪が!

画像出典: wikipedia内

 また天草の山中に、形態はアマビエと似た「山童」という妖怪が現れたという伝承がある[1]。出現場所が海(水域)でないとの相違はあるものの、これらは三本足の外見や、予言などの特徴が共通しており、湯本は、関連性がある幻獣とみなしている[1][2][13]。また、外見などは大きく異なるが、予言と除災という観点から言えば、件、白澤、神社姫、ほうねん亀、亀女など同じような性質の妖怪も多い[1]。

情報源: アマビエ – Wikipedia


天草発祥の妖怪と言えば…

天草発祥の妖怪油すまし

妖怪「油すまし(あぶらすまし)」が有名ですね。

ちゃんと墓まであります。

撮影:天草どっとこむ 妖怪油すまし伝説発祥地看板
画像:妖怪油すましの墓 天草市栖本町  撮影:天草どっとこむ

天草にその他にも妖怪がいた!


ついでだから…天草に他に妖怪がいるのか調べてみました。

いました!いました!

妖怪…磯女

熊本県天草市での言い伝えでは、船が港に泊まっているとき、夜中に磯女が艫綱を伝って船に忍び込み、船中で眠っている人に髪の毛をかぶせ、その毛で血を吸って死に至らしめるという[3]。そのため船が知らぬ土地で碇泊するときは、艫綱をとらずに錨だけ下ろしておくという風習がある[3]。島原半島でも碇泊時の同様の風習のほか、漁師の家の苫の茅を3本、着物の上に乗せて寝ると磯女に襲われずに済むいう謂れがあった。

情報源: 磯女 – Wikipedia


そして…妖怪白坊主(しろぼうず)

熊本県天草郡本渡町(現・天草市)本渡町の中央にあるクスノキの中に住み着いている白髪の老婆が白坊主の母親だといい、そのクスノキのそばを夜に通ると、老婆が白坊主の着物のための糸を紡ぐギーギーという音が聞こえたという。この木を切ったところ、真っ赤な血があふれ出したといわれる。

情報源: 白坊主 – Wikipedia


油すまし山童磯女白坊主。天草はまさに妖怪の島!?
 ※ アマビエが熊本県沿岸地のどこに出現したかは不明

アマビエ!ネットでの話題

アマビエ、ついに厚労省の若者向け啓発アイコンに「採用」

画像出典:厚生労働省の啓発アイコン


町中にもアマビエのイラストが…

天草の病院受付に置いてあるアマビエ 4/10撮影
https://twitter.com/kanimiso_umaina/status/1250293592603504640
[adchord]
https://twitter.com/ken12153958/status/1250656790875799555
LINEスタンプも…


熊本日日新聞の読者投稿企画「コロナに負けんバイ」で募集された作品はこちらのサイトでも紹介されています。

外部リンク:病がはやったら私の写し絵を人々に見せよ〟 妖怪「アマビエ」作品投稿① | クロスくまもと https://crosskumamoto.jp/article/16008/


余談ですが、めずらしい天草の神様と言えば…

「田んぼの神さま」

幸せを運んでくれそうな顔をしていますね。

撮影:天草どっとこむ 上天草市大矢野町 田んぼの神さま

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天草の自治体 2市1郡

熊本県の西部に位置し四方を有明海、八代海、東シナ海の天草灘に囲まれた天草諸島からなり、天草五橋で九州本土と結ばれています。美しく豊かな自然景観。人口は減少傾向。

天草市

2006年3月27日、本渡市・牛深市と天草郡有明町・御所浦町・倉岳町・栖本町・新和町・五和町・天草町・河浦町が合併して発足。県内市町村で最大の面積。令和4年4月末人口75,814人公式サイト

上天草市

2004年3月31日、 天草郡大矢野町・松島町・姫戸町・龍ヶ岳町が合併して誕生。熊本県の南西に位置する天草諸島の玄関口。令和4年3月末人口25,370人公式サイト】 

天草郡苓北町

熊本県の西部、天草諸島の下島北西部にある町で、天草郡に属する。天草郡は苓北町のみ。苓北町には九州電力㈱苓北発電所が立地。令和4年1月末人口 6,740人公式サイト

アマビエに関する記事(外部リンク)